お母たまと私 -母と娘の脳卒中リハビリ日記 外伝-
2004年2月に脳卒中(脳出血) で倒れ右片麻痺になった母と私の七ヶ月間にわたる リハビリの記録と、それからの事。
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ついに爆発
2006年 05月 10日 (水) 13:10 | 編集
五月の下旬。
また少々母の体調が悪くなりました。
大した事はないのですが、リハビリが出来ません。

「なんだか頭がボヤーっとするの」
「目の前がユラユラしてるの」
母はOTの先生に訴えます。
するとOTの先生は絶対に無理をしません。
リハビリ責任者なので、PTやSTのリハビリとも連携し
症状が治まるまではしばらくのんびりモードで行くことになりました。

体調というよりは、私には母の気力が落ちてきたように感じました。
甘えているのかも?と思う事もありました。
今思うと、母も慣れてきて『中弛み』の時期だったのでしょう。
のんびりモードが少し続くと、私は段々ガマンができなくなりました。
なにしろ私は『先走りすぎ吉岡さん』を素晴らしい!と尊敬していましたし。

父と私の間でももうずーっと、母の事やその他の事で反目状態が続いていたのもあって
とうとう私は爆発してしまいました。

「私をバカにしてるの?私には何でもしてもらえると思っているの?
 ただで便利に使える召し使いだとでも思っているの?」
「二人して私をそんな風に見ているのなら、私にも考えがある」
「お母さんはなんでこの病棟にいるの?リハビリしないなら、ここにいる必要は無い。
 出来ないんじゃなくてやる気がないんでしょ?」
「ずーっとそうだったじゃない。そうじゃない時があった?」

母を責めました。
一人では車椅子にも乗り移れずトイレにも行けない母を。

”私がこんなにもしてあげているのに、母はちっとも良くならない”
”それどころかやる気も無い”
”父まで私をいいように使って、自分は一日中趣味の事をしている”
”父は全てを私にさせ、それなのに私の意見は絶対に聞かない”
”生活が変わったのは、変えられたのは母と私だけ”
”父と弟達は全く変わらず今まで通りやっている”
”こんなのはもうイヤだ!!!”

これがその時の私の心の中でした。
その頃の私の心の支えは、母が少しでも元の身体に戻るという希望だけでした。
でももうすぐリハビリ病棟に入って三ヶ月が経過してしまうというこの時期に
またもやの停滞で、なんだか虚しくなったのです。

母の右足は車椅子に座った状態では、ほとんど動きません。
車椅子に乗った時は、いつも私が右足をステップに乗せていました。
「六月までに右足を自分で乗せる事が出来なかったら、私はここを引き上げて帰るから」
六月までは三日しかありませんでした。
「三日で出来ない人は三ヶ月たっても出来ないよ」
「そうでしょ?お母さんは三ヶ月でほとんど良くなってないでしょ」
「じゃ頑張って」

私は母に最後通牒をつきつけました。


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Comment
この記事へのコメント
わかるわ
woolさんの気持ち すごくよく解ります
私も何度葛藤したか・・・  なんで?どうして?って
周りはこんなに一生懸命に考え頑張っているのに何も解っていないの?って
病気がさせていると思いながらも 泣きながら母に訴えたこともありました。
辛いですよね。言った後で悲しくなるのに
でも、そんな自分の態度も必要な刺激だったと今 思います。
2006/ 05/ 10 (水) 15: 01: 16 | URL | ウルル # L1ch7n1I[ 編集 ]
>ウルルさん
ウルルさん、ありがとう。
引かれたらどうしようと思っていました。

毎日葛藤していましたが、ドカンと思いっきり母にぶつけたのはこれだけだったと思います。
多分…ちょっと自信が無いけど…
自分がこんな酷い事の言える人間だとは思ってもみませんでした。
本当にこの時はブチキレていました。
きれい事だけではやっていられませんでした。
2006/ 05/ 11 (木) 01: 56: 48 | URL | wool # -[ 編集 ]
私にも経験があります。
親戚にも好き勝手な事を色々言われブチ切れたことがあります。
分かってはいても我慢するのは無理です。
お互い人間なんだから。
こういう時、周りのサポートは本当に大事です。
でも、経験の無い人は平気で追い討ちをかける様な事を口にします・・・
2006/ 05/ 11 (木) 15: 21: 58 | URL | ツナ # -[ 編集 ]
>ツナさん
本当に自分の気持ちってままならないですね。
ガマンしなきゃと分かっているのに、出来ない。
納得しているつもりだったのに、していなかった。

この時ほど、人間関係能力が低くて困った事はありませんでした。
コミュニケーションって本当に難しいですね。
2006/ 05/ 11 (木) 22: 07: 44 | URL | wool # -[ 編集 ]
はじめまして、ツナさんの所から伺いました。

どこも同じなんだな~って。今日初めて覗ったのに、読んでいたらコメントしたくなってしまいました。
私もwoolさんと同じ様な気持ちになったのは、1度や2度じゃ有りません。
病院介護でしたが、5分で帰った事もありますヨ。
親父の“甘え”に、医師や看護婦から注意を受けたことも有るし、手は出さないが口を出す人間からキツイ事を言われた事も。もちろん親父本人からも。その時は頭にきて3日位面会に行かなかった。そしたら甘えずにリハ頑張るようになりました、けど続いたのは2日間だけだった(笑)

今度ゆっくり読ませてもらいます。
2006/ 05/ 11 (木) 22: 29: 21 | URL | カズP # -[ 編集 ]
よかった・・
私だけじゃなかったんだ・・・

ウルルさんと一緒で
言った後に悲しくなるのがわかっていても
言ってしまって、言いながら後悔してももう口は止まらなくて。
ママンの悲しい顔、忘れられないよ。

すっごい罪悪感あるの。
多分閻魔様に叱られると思うわ、私(笑)
一緒に叱られようね!みんな!!
2006/ 05/ 11 (木) 23: 56: 58 | URL | ゼリー # JalddpaA[ 編集 ]
>コメントありがとうございます。
>カズPさん
はじめまして。woolと申します。
実はscallopsさんの所から最近お邪魔をし始めたところでした。

手もお金も出さない家族や親戚は本当に黙っていて欲しいですね。でもそういう人ほど何故か、酷い事を言い権利を主張するんですよね。
カズPさんもお父様にキレたんですね。
ああー同じですねー。

どうぞよろしくお願いいたします。
お父様が良くなられますように。


>ゼリーさん
暴言吐きなら負けませんよ~。
「親不孝娘選手権」が開催されたら、かなりの確率でメダルを取る自信があります~。
良く考えたら、良く考えなくても最悪ですね。
病気の親を脅すなんて…

地獄への道連れがいる事が分かってちょっぴり心強いです~。
2006/ 05/ 12 (金) 00: 49: 38 | URL | wool # -[ 編集 ]
暴言なら誰にも負けません。と、自慢しても仕方がないんだけど。おれね、woolさんの日記見て、正直、ちょっと溜飲が下がりました。介護に煮詰まると、必ずこういうことに遭遇すると思います。おれは同居して一年目に、こういうやりとりが結構ありました。もうね、何度爆発したか。woolさんは、この一回で済んだんですね。すばらしいです。

最初は、床にあったダンベルをつかんで、窓に投げそうになったの。同居して2ヶ月、父の介護がたいへんなのに、母が介護申請を断り続けていたときです。もちろん、「後始末は自分がしなくちゃいけない」ことがわかってたから、それはやらなかったけど。でも、家で暴言吐きまくって、「おれは、これから介護申請します」って、ケアマネさがすための電話したの。暴れた後だから、母はなんにもいわなかった。

こういうことがあっても、家族だから必ず元に戻れるし、いろんなことのきっかけになるから、長いスタンスで見ればわるくないことだと思います。けど、ほんとに後味わるいんですよね~。
2006/ 05/ 12 (金) 22: 17: 26 | URL | scallops # 1/Tnkcgo[ 編集 ]
>scallopsさん
えへへへ…
確かに母にはコレだけです。
でも父にはscallopsさんとほぼ同じ事を何度もしています…
そして違うのは、それでも父は私の意見や提案をいっさい聞かないという事です。
だから私は自分の事を「まるで召し使い」だと感じたのです。それも無給の。

まあ、父とは母が倒れてから反目するようになったわけではなくて何十年にも渡るアレやコレやがあるので、しょうが無いんですけどね。

あははー。
これでまた地獄の道連れが増えたわん。
2006/ 05/ 12 (金) 23: 16: 09 | URL | wool # -[ 編集 ]
あのぅ。。。
地獄行きご一行様。

かめこは、仲間はずれでしょうか?
あのね、家族なんだから、いいんだよ。
ほんとに、そう思ってるよ。
だからさ、仲間に入れてほしいんだけど。。。

それとも、かめこ、天国から、みんなを、引っ張りあげてあげようか?
みんな、安心して、地獄に落ちなよ。
必ず、助けに行くからさ。
2006/ 05/ 19 (金) 14: 21: 23 | URL | かめこ # /Amn5WiM[ 編集 ]
>かめこさん
ホントに?ホントにいいのかな?
間違っていないもん!と思ったりもしてるのですが、やっぱり親に暴言を吐いたり脅しまがいのことをしたというのは、心の奥の方でしこっているんですよね。
「あんな事をした私はきっと幸せにはなれないわ」ってどこかで思っている気がします。

でもかめこさんが引っ張り上げてくれるなら、ちょっと安心です。
みんなと一緒に待ってますー。
かめこさん、ありがとう!!!
2006/ 05/ 19 (金) 20: 50: 46 | URL | wool # -[ 編集 ]
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