お母たまと私 -母と娘の脳卒中リハビリ日記 外伝-
2004年2月に脳卒中(脳出血) で倒れ右片麻痺になった母と私の七ヶ月間にわたる リハビリの記録と、それからの事。
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願うこと
2006年 12月 10日 (日) 20:34 | 編集
親族の中で脳血管障害で倒れたのは、母で二人目です。
一人目は、私とは血の繋がっていない伯父でした。

伯父は脳出血で即死でした。63歳でした。
いつも通り会社に行って、その日は会社の飲み会に行き
夜遅くにマンションまで帰ってきて
エレベーターの中で事切れました。

『俺は年寄りが大嫌いだ。絶対に年寄りにはなりたくない!』

伯父は常々、伯母や私にそう言っていました。

何故だか伯父は
定年退職して更に再就職先も定年になって
毎日図書館や喫茶店でのんびりしているお爺さんたちが
大嫌いだったのです。

若かった私からすると、そんな70歳くらいの男の人たちと伯父とは
同じようにしか見えなかったのですが
“ 隠居老人になりたくない ”
という事だったのでしょう。
生涯現役でいたかったのだと思います。

伯父のお年寄り嫌いは徹底したものがあり
亡くなる半年ほど前に、マンションを買い替えようと
伯母と二人で、あちこち見に行ったらしいのですが

『総合病院が割と近くにある。前の道を年寄りがいっぱい通るからイヤだ!』

と、マンションの中にも入らずに帰って来たこともあったそうです。
「大きな病院が近くにあって安心だ」
伯母はそう思っていたらしいので、とても残念がっていました。

何度も伯父の、徹底した“ お年寄り嫌いぶり ”を
見せつけられていた私は、伯父が死んだ時

『本当に本当に、お年寄りになりたくなかったんだ。
     このままじゃ、なっちゃってたもんね、伯父さん』

と、悲しみと同時に
ちょっと安堵もおぼえました。

伯父が亡くなってからもう随分経ちますが、私は伯父が
“ 心の奥底で望んでいたことを実現した ”
と思えて仕方がありませんでした。
そうに違いないと、今でも信じています。


母に関しては

『老後を娘と一緒に過ごすのもいいかな』

と思ってくれてたんじゃないかなと。
伯父と同じ脳出血でしたが
母は生き残ってくれたので。


母がいろんな事を
“ 嫌だ ”
“ なりたくない ”

ではなくて

“ こうなったらいいなー ”
“ あれが好き ”

と感じながら毎日を生きてくれるといいな、と
まだまだ遠く離れた娘は思うのです。


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この記事へのコメント
心配してくれて ありがとうね

私も、同じ生きるなら 楽しいことを考えながら生きて欲しい
出来ないことを嘆くのじゃなく
出来ることを楽しむようになってほしい

でも、実際は難しいことだよね

私の老後は・・・ん~~ 出来ればポカポカな縁側で
のんびりお茶すすりながら過ごしたいなぁ
でも、介護が必要な体になったら
出来る限りサービスを受けて 家族に負担をかけないようにしたい
切に願うわ
2006/ 12/ 10 (日) 22: 34: 44 | URL | ウルル # L1ch7n1I[ 編集 ]
なんてパワフルな伯父様だったんだ・・・
woolさん、ホント、血の繋がりないの?(笑)

そうだねー
【否定】より【願望】を沢山持っているほうが
人生楽しいよねー。

↓私もフレーフレー萌え~v-347
2006/ 12/ 11 (月) 17: 00: 40 | URL | ゼリー # JalddpaA[ 編集 ]
>ウルルさん
縁側にお茶いいですねーv-398
私はそれに猫がいれば、言う事無しです!

私の老後は…まだ想像もできないですねー。
でもこのままいくと、施設のお世話になることになるので
しっかり備えないとなーと思っていますv-16
2006/ 12/ 11 (月) 20: 09: 16 | URL | wool # -[ 編集 ]
>ゼリーさん
>woolさん、ホント、血の繋がりないの?(笑)

げふっげふんっ…v-40
ないない!
全然無いっす!

>↓私もフレーフレー萌え~

ありがとーe-266
2006/ 12/ 11 (月) 20: 12: 20 | URL | wool # -[ 編集 ]
ありがとう!woolさん。
伯父さんのような人生・・母が、望んでたなぁ~。
そして、今は・・それが叶わなかった事に悲しんでいて。生きててくれるだけで、私は嬉しいけど・・本人にしてみたら・・辛いヨネ、やっぱり。
人生ナカナカ思うようにいかなくて、予定が未定に終わる事が多いけど、そんな中でも好きな事がキラっと輝く人生ならなんとかやってけますよねぇ。
母だけじゃなくて、私も父も・・。

考えたら・・きっと私のこの何とも言えないイライラは、それを持ってないからなんだろなぁ。
子育てを終えつつある今(単に娘たちがかまってくれないだけなんだけど)私って・・あれが好き・・がわからなくなっちゃってますぅ・・トホホ・・。
今からでも間に合うかナァ・・ナカナカ新しい事はじめる余裕ないけど、woolさんのブログ読んで、何とかしようって思いました。
専業介護主婦は・・今から「好き」探しします。
あ・・変なコメントでごめんなさーい。
woolさんとこ来ると、鼻息荒くなれます!フフン☆
ガンバロっと。

2006/ 12/ 15 (金) 16: 08: 01 | URL | 久美子。 # -[ 編集 ]
>久美子。さん
伯父の死に方を人に話すと
やはり、羨ましがられますね。
本人は死にたいなんて、夢にも思ってなかったでしょうが。
それに、一日も看病できなかった
伯母は可哀相でした…

>今からでも間に合うかナァ

遅過ぎることなんて、何一つ無いですよ!
私もまだまだ、沢山の事を手探りで模索中です。
2006/ 12/ 15 (金) 21: 18: 07 | URL | wool # -[ 編集 ]
叔父さんの気持ち、なんかわかる様な気がする。老人が嫌いなんでなく、ただ自分が年老いるのを否定したかったのかもね。

お母たま、前向き系で良いねぇ~(^^)
まだまだ好きなこと沢山できそうだネ(^^)

2006/ 12/ 15 (金) 23: 42: 14 | URL | カズP # -[ 編集 ]
>カズPさん
>ただ自分が年老いるのを否定したかったのかもね。

そうかもしれません。
それって辛いですよねー。
死ななければ、誰でも年寄りになるんだから。

私は伯父くらいの年になった時
どう思うのかなーと思うと、不思議な気がします。
2006/ 12/ 16 (土) 21: 35: 56 | URL | wool # -[ 編集 ]
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