お母たまと私 -母と娘の脳卒中リハビリ日記 外伝-
2004年2月に脳卒中(脳出血) で倒れ右片麻痺になった母と私の七ヶ月間にわたる リハビリの記録と、それからの事。
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一生つづくよ
2007年 10月 19日 (金) 11:23 | 編集
以前にも書いたかと思うのですが
母は私としか外出しません。

去年のお彼岸の日に " 習い事その1 " のお友達と出かけたのが
ただ一つの例外です。

なので、母が倒れてからの三年間で、母が通所リハや通院以外で外出したのは
10回も無いと思います。
私が年に2回しか帰省できなかったためです。


母が私以外の人と出かけないのは

『 車の乗り降りや、トイレの不安 』

からだと思っていました。

でもこの一年くらいと、私がこちらに帰ってきてからの母の様子で
もっと大きなハードルがあることが分かってきました。

『 障害者になってしまった自分を見られたくない 』

その気持ちは、私にもよーく分かります。
最初に近所を散歩した時は、ドキドキしたでしょうし
最初にデパートに行った日は、母は挙動不審でした。

でも、母は大抵明るく振舞っていたし
「頑張らなきゃね」
と常に言っていたし
それほど気にしている風には、見えませんでした。


先月、親戚の叔母さんと三人で、デパートのレストランへ行きました。

母は良く笑い、とても楽しそうで
いつもよりもリラックスして見えました。
いつもなら、すぐに疲れて帰りたがるのに、ウィンドウショッピングもしました。

でも先日、私と二人でショッピングセンターに出掛けた時は
レストランに入っても、なんとなく落ち付きがありません。
顔も少々強張っていました。

レストラン以外の場所では、母はそれほど緊張しないのです。
書店では、母は私と別行動を取ります。
一時間でも二時間でも。

でも、絶対にレジで清算はしません。
できないはずは無いのに、必ず私が合流するまで待っています。

『 自分の喋る声を、人に聞かれるのが嫌 』

なのだと思います。

手足の自由が利かず、車椅子に乗っているというのは
それに比べれば大した事ではないのでしょう。
車椅子の人は年齢問わず、最近はあちこちで見かけるようになりましたし。

私と二人だけだと不安なのもあると思います。
味方が一人しかいないから…


母の、レストランなどでの緊張は
最近の方が強まっているように思います。

「この時間だと、知ってる人に会いそう…」

などと言うようになりました。

これも、頭がクリアになってきたせいなのでしょう。
見栄やプライドが、戻ってきたのでしょう。


私もエラそうなことは言えません。
母と出掛ける時は、テンションを上げていると思います。
無意識に。

『 暗いイメージや不運な気配が、微塵もしないように 』

そして

『 いつも二人きりじゃなくて
  一緒に出かけてくれる兄弟や姉妹がいたらな~夫がいたらな~ 』

と思います。


母も私も、心から、いろんな事が受け入れられるようになるまで
きっと続くのだと思います。
多かれ少なかれ。

この課題は一生モノです。


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ぐるぐる
2007年 10月 03日 (水) 12:28 | 編集
十年前に祖母が亡くなってから
父と母は、二人きりで暮してきました。
三年前に七ヶ月間、私がいた時期を除いては。

二人暮らしのルールが出来上がっているわけです。

母が倒れてからの三年間にしても
母が家事をほとんどできないなら、できないなりの
夫婦二人の生活があるわけです。

『仕事が見つかり、一人暮らしを始めるまで』

の期間限定の三人暮らしとはいえ
ルールや暗黙の了解事項が分からない私が入っていくのは
なかなか難しいものがあります。

なんせ二十年のブランクがあります。


この三年、一年に二度の割合で実家に帰っていましたが
帰る度に母は頭がクリアになって
病人の顔では無くなり
元の母に戻りつつあります。

私はずっと、それを良いことだとしか考えていませんでした。

でも

『元の母に戻る』

ということは

『元々の、後ろ向きの性格が、母の殆どを占めてしまう』

ということでもあるわけです。


倒れる前の母を私はあまり良く思っていません。

『あんな後ろ向きの性格だから倒れたんだ。自業自得だ』

『一回死んで生まれ変わったようなものだから
            同じ事を繰り返さないように』

と日々私は、母に考え方や行動パターンの改善を求めてしまいます。


それが、夫婦の関係にも波紋を呼ぶのです。


母のことを気に掛けながら
決して再発しないように願いながら
母の生活に口を出さないでいられる方法があるのかどうか

只今、迷走中です。


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