お母たまと私 -母と娘の脳卒中リハビリ日記 外伝-
2004年2月に脳卒中(脳出血) で倒れ右片麻痺になった母と私の七ヶ月間にわたる リハビリの記録と、それからの事。
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虫の知らせとその正体
2007年 06月 13日 (水) 11:18 | 編集
「おとといね、初めて朝まで眠れなかったの」

母は先週、電話で言いました。

「あのね、こうなってからね、一回も無かったのに
 こう…なんか体のあたりがドキドキしてね
 変な感じがしてね、イヤな感じでね
 朝まで眠れなかったの」

脳出血で倒れて以来、初めて
胸騒ぎがして、朝まで一睡もできなかったと言います。

「私の三人の子供の誰かに
 何かあったかと思って、朝までドキドキしてたの。
 こういうの、なんて言いますか?」

お母たま。
それは『虫の知らせ』と言いますよ。


実はその夜は
私が十年ぶりの高熱で寝込んだ初日でした。
母と電話で話した日はもう三日目で
37.5℃まで下がっていました。

「良かったぁ~」

母は何度も言いました。
『虫の知らせ』が、私の高熱程度で済んで良かったと。

もしかしたら、他の二人にも何かあるかも知れないから
一応メールしてみるように言いました。
何か特別な理由でも無いと
母は弟達には連絡しようとしないのです。

『メールしました。
 弟その二が、電話して来ました。
 こんなの初めてです』

嬉しそうなメールが母からすぐに届きました。

ああー良かったね、お母たま。
でもね、でもね…


二日後の夜、私の顔と両手足は
真っ赤な発疹で覆われました。
ただの高熱ではなくて
麻疹。または、その他のウイルス性感染症でした。

二日前に、とっても嬉しそうだった
母の様子もちょっと悔しく
携帯カメラで、足の気持ち悪ーい発疹をつぶさに撮って
母の携帯に送りつけてやりました。

母はすぐに電話してきて、私から様子を聞くと

「お父さんー。○○子、はしかー」

笑っていました。


追伸。
もうすっかり治りました。
散々な一週間だっだけど、母が嬉しそうだったので
良しとしましょう…

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バレバレだけどね
2007年 06月 04日 (月) 16:47 | 編集
「俳句のお稽古が、無くなるかもしれないの」

先週、母は電話でそう言って
しょぼくれ半分怒り半分でした。

最初は週に一回あった陶芸教室も、今はもう無いそうです。
隅のデスクに置いてあったノートPC( 母がいつも麻雀ゲームをしていた )も
いつの間にか撤去されたそうです。

いろんなお稽古やイベントが
スタッフの数が減ったために、無くなってしまったそうです。

「陶芸は毎週あったから大変だったかもしれないけど
 俳句はたった月に一回なのに。
 月一回、たった一人のスタッフも確保できないなんて。
 もう十年習っている人もいるのに…」


ここのところ、さりげなく低空飛行な母は
食欲もあまり無く、夜もあまり眠れないと言います。
珍しく、父にも

「最近のお前は、やる事もやらずにボンヤリしている」

と怒られたそうです。

『 やる事 』とは
俳句とか、計算ドリルとか、新聞に載っているパズルとか
本を読む事だったりします。


母は以前、スタッフの数が激減した時に
目安箱に投書した事があります。

『人が減って、みんなすごく忙しそう。
 何かお願いしたい事、言いたい事があっても
 悪いなと思って声がかけられない。人を増やして欲しい』

すると、少しして介護士が三人増えたそうです。
一人はすぐに辞めてしまったそうですが。

数個あるトイレの個室のうちの何個かが
右だか左だかの手すりしか無く
右手、または左手しか使えない人は
自分の入れる個室が空くまで、待たなければいけなかったので
全部の個室の左右に手すりを付けて欲しいと
書いた事もあるそうです。

すぐに、手すりは付いたそうです。


「前にやったみたいに、投書箱に投書してみたら?
 ダメもとだよ?
 利用者が文句言わないと、きっと変わらないよ。
 どんどんいいように減らされちゃうよ?」 

取りあえず何かさせようと、母に言ってみました。
今書け、すぐ書けと。

母は、また投書してみると言ってくれました。
元気を出して書いてみると。


「俳句のお稽古は、利用者がそんなに多くないから
 誰が書いたか分かっちゃうかもねー」

私が言うと

「いつもバレてるのよ。私が書いたって。
 『○○ができました』
 『△△が前みたいに使えるようになりました』
 って婦長さんが言ってくるのは、いつも私だから」

「ワハハハー! お母たま、クレーマー確定だねー!!!」

「そうなの。目をつけられてるの(笑)」


俳句のお稽古が、今後どうなるかは分かりませんが
母がちょっと元気を出してくれたので
良しとしました。

でもホント、無くなって欲しくないな~


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